レースプランを考える

Eクラスタの若手の成績が物足りない。

練習で見せる脚があれば、レース展開を作って入賞出来る
レベルにあると感じるのに、脚を活かし切れていない。
エルドラード東北のミーティングで話したが、Toshiくん曰く
「レースプランが無い」との事だ。
確かにそうなのかも知れない。
多分、出来ない訳じゃなくて、そう言う発想が無いのだろう。


若手の経験が足りない訳じゃない。
E3で一年走ったり、ホビーレースに何度も出たりしている
のだから、レース回数としての経験は充分なはずだ。
しかし、経験と言うのは、考えて走るか、漠然と走るかに
よって、蓄積出来る経験値が異なってくるので要注意だ。

2009年実業団新規登録(エルドラード結成当時)の自分は、
ホビーレースの経験すらなくても、E1(当時BR-1)の1レース
1レース考えに考えて走り、一段飛ばしで経験値を蓄積した。
毎レース勝つために考えて走った。
勝つために走ったレースは、練習よりも効率良く強く成れた。
まぁ、自ら展開を作り出す事を楽しんでしまった面があり、
また、スプリントが弱くて、結局1位には成れなかったが…。

○レース前
・コースの特徴を考える
・エントリーリストで要チェック選手を考える
・レース展開を予想する
・自分に有利となるレースプランを考える
・レーススタートの並ぶ位置を考える
○レース中
・位置取りを考える
・展開の仕方を考える
・要チェック選手の状態を見る ← 重要!!
・自分の得意な展開に持ち込む方法を考える
○レース後
・レースプランと実際を比較し、次回プランを是正する
・レースプラン通り出来なかった点を考える
・レースプラン通り上手く出来た点を考える
・練習での改善点を考える

書くまでもなく当たり前の内容なので、「こんなの既に
やっている」と思うかも知れないが、それで成績が出て
いないのなら、レースプランの精度が悪いと言う事になる。
経験者に相談したり、仲間と話し合ったりして、精度を
高めて行って欲しい。


今シーズンは、2009年以来となるE1多人数参戦が可能と
なるので、チームメイトと言うカードを上手く使い合う
事も考えに入れて、レースプランを良く考えてからレース
に臨んで欲しい。

E1でレース展開を自ら作り出すのは、本当、楽しかったよ。
自分の入賞だけでなく、仲間の入賞も喜ぶ事が出来た。
自らペースアップして仲間から大量の足切りDNFを発生させ、
何度も「味方殺し」って呼ばれてたけど…。


最後に、エルドラMTGでは、皆様、色々ありがとう御座いました。