実業団富士あざみ

第8回 JBCF 富士山ヒルクライム

 J Pro Tour (P1):32位前後(/81人中),51分前後
 (正確には,JPT:32位(/74人中),50m21s)

震災後の復帰2戦目のJプロツアー.
震災前には6位入賞を狙っていたヒルクライム2連戦での
結果としては悔しい限りだが,先週の栂池よりは身体は
動いたし,比較的冷静に走れた点は良かった.
本当,情け無いタイムだけれど,今は少しでも「良かった」
って思える事を積み上げて行くしかない.

濃い霧の所為でコースが見通せなかったけれど,富士あざみ
ラインは相変わらず最強最悪な激坂だった.
 距離11.4km/標高差1,200m/平均勾配10.5%/最大勾配22%
後半に現れる20%が400m続く区間は笑うしかない.
自転車人生なら1度だけでも登っておくべきだとおもうよ.

スタートは,アップ不足とマイペースで冷静に走るために,
ギリギリまで軽く走りつつ,最後尾からスタートした.
今年の直線区間は例年のアンカー等の無理矢理なペースでは
なくて落ち着いた感じだったので,息が上がらない程度に
淡々と最後尾から上がって行き,いつの間にやら第3集団(?)
を牽引して直線区間を終えた.
多分,この時点では45番目位かな?

序盤は勾配が緩む度にペースアップし,ゴボウ抜きを繰り
返し,激坂が現れるまでは比較的良いリズムで走れた.
しかし,濃霧でコースが見えなくなって,勾配のリズムが
取れなくなり,また,激坂が現れる度に無理出来ない感じ.
それでも,この辺りで35番目位まで上がった.

中盤の激坂区間は濃霧の中で耐えて走るだけ.
霧で前見えないし,後ろも見えないし,孤独な戦い.
雨で濡れたグレーチングが滑るので,その前に軽く加速して
おいて,グレーチングは惰性で通過し,その後に軽く加速.
グレーチング後の立ち上がり加速が脚に来たが,スリップして
転ける人もいるので安全第一.

終盤は勾配が緩む部分が多いので,なるべく加速してリズム
を心懸けたが,霧で見えずにリズムに乗りきれなかった.
最後も距離が良く分からず,ラスト1kmになって残し過ぎた
脚でアタックして数名抜き,エルドラード利くんを1度抜いた
のだが,自分がタレたのか利くんが頑張ったのか,抜き返さ
れて負けてしまった.

ヒルクライマーとしては情け無いタイムだけれど,震災後の
今の全力は尽くせたと思う.
レース毎に走り方や身体の使い方を思い出してきているので,
今週末の全日本選手権@岩手県八幡平と,1周おいた群馬CSC
その翌週の東日本クラシック@福島県石川で昨年レベルまで
戻せたら良いなぁ….

8月のレースには結果を出さないと,パールイズミ・スミタ・
ラバネロの内のツール・ド・北海道セレクション(5名)に選出
して貰えなくなるから,今の出来る限りの準備をしたい.

しっかし,今週は仕事の山場で徹夜が必要になるかも….

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 車体 - Scott:Addict R4 2009 (Shimano:79Dura)
 車輪 - Shimano:WH-7850-C24-TU (2008)
 歯車 - 50/34T(105)・12-25T(10s,Ultegra)
 タイヤ - 前 Vittoria:Corsa EVO-CX 28"-21 800kPa
      後 Hutchinson:Carbon Comp 800kPa

 服装 - 袖無インナー+半袖,レーパン
 シューズ - DMT:PRISMA
 ヘルメット - BBB:FALCON
 補給 - WGH Proを溶いた水

 体重/体脂肪 - 60.0kg/15.6% (6/13,15-16,18平均)