実業団東日本群馬

第44回全日本実業団東日本サイクルロードレース大会

 TR DNF:108km(18周)/全120km(20周), 1points

DNFの原因は,自分の能力への過信と状況への注意力不足.

<事前>
東日本が開催される群馬CSCでは,先週のイベントが雪で中止に
なっていた.
寒い事は予想していたが,寒い仙台からの参戦なので,問題無い
と思っていた.
足攣り対策として,今週は水分多めで,超硬水でマグネシウム
カリウムが多く含まれるコントレックスを毎日1.5L飲んでいた.
スピードコースなので,ホイールはCampagnolo:BoraOne(Ultegra:
12-25T)とFulcrum:RacingZero2wayFit(105:12-25T)の2つを持参
する事にした.

<当日>
前日定時退社で18:30には仙台を出発し,23:00には越後湯沢の
宿に着いて風呂入って24:30頃には寝た.
翌朝もTRなので余裕を持って過ごせた.
群馬CSCは雪だった.
路面はウェットだが,酷くはなかったので,チームメイトに相談
したりして,結局はBoraOneで行く事にした.
補給はボトル2本(コントレックス)とトップテン2本(ゲルボトル)
を持参し,途中の補給はしない事にした.

<序盤>
スタート準備に出遅れて,5列目位だった.
スタート2分前にレッグウォーマを外せとの馬鹿げた指示があり,
急いで外してからスタートしたが,スタートに間に合わなかった
人もいた.

(兎に角,先頭へ)

今回は,正直な所,完走は確実だと思っていた.
コンチネンタルがシマノとブリッツェンしか参戦していなくて,
自分の熊谷と伊吹山の走りに自信を持っていたのが理由だった.

そのため,兎に角,逃げに乗りたいと考えていた.
自転車競技歴1年の素人なので,逃げに乗る方法なんて分から
ないため,兎に角,前々に走るしか無かった.

しかし,24名の決定的な逃げに乗る事が出来無かった.
何故反応出来なかったのか?
もちろん,それまでで既に無駄脚を使い過ぎていた面もあるが,
やはりキレもスピードも足りなかったのだろう.
逃げには多くのクラブチームも乗っていたので,単純に自分の
力不足だったのだ.

何故か目がショボショボして,頭もクラクラして,序盤なのに
集中力を維持する事が難しかった.

<中盤>
兎に角,自分はメイン集団に残ってしまったのだ.
シマノもブリッツェンも充分なメンバーを逃げに送り込んだ
ため,メイン集団を牽引してくれなかった.
そのため,クラブチームで先頭を回す場面が多く,当然の様に
逃げていないエルドラードの自分も先頭交代を繰り返した.
それでも,自分が完走出来ないなんて,考えてもみなかった.

しかし,両足が攣った.
レース中に脚が攣ったのは初めてだった.
大腿四頭筋が攣ったのだって初体験だった.
ペダリング中に大腿四頭筋がモゴモゴと勝手に蠢いて,まるで
エイリアンに身体を乗っ取られた様に気持ち悪く,まともに
走る事が出来無かった.

未だ半分の60kmにも届いていない時点だった.

兎に角,騙し騙し走るしか無かった.
心臓破りの前の直線でメイン集団の先頭まで行っておいて,
登りでゴボウ抜きされながら,何とか最後尾に食らい付いて
降りに突入する事を毎周回繰り返した.
伊吹山で11位に入り,クラブチーム2位だった自分が,登りで
こんなに不様な戦術を採らなければならないなんて….

<終盤>
集団最後尾にはウルトラ先生がいた.
てっきり,既に降りたのだと思っていた.
脚が攣ってどうにもならない事を伝えたが,まだ行けるから
頑張れと励まして下さった.
登りながら声を掛けて下さった.
しかし,ラスト2周目手前の心臓破りの手前のアップダウン区間
で堪えきれなくなり,切れてしまった….
単独でどうなる物でもなく,18周を完了した時点で最後尾モトに
追い越されて,自転車を降りた.
残り1周走る事が出来ていたら,足切りを免れて完走出来たのだが….

<考察>
辛かったのは一番急激なヘアピンを抜けた後の立ち上がり加速と
コンチネンタルが集団の絞り込みを図るペースアップを行った
心臓破りだった.

補給は,ボトルを1本以上とゲルボトルも1本以上残してしまった.
つまり,ほとんど補給を摂る事が出来ていなかったのだ.
雪の降る低気温と標高1,000mでは,計画的に補給を摂らなければ
走り切る事なんて出来無かったのに,そんな事まで頭が回って
いなかった.

兎に角,自分の能力への過信と状況への注意力不足がDNFの原因.
無駄玉を3発位使わずに仕舞っておけたら,完走は出来ただろうが,
自分の目指す所は,ロードレースで逃げに乗って6位以内の入賞を
果たす事だから,積極的に展開する事は変えるつもりは無い.

しかし,「積極的である事」と「無駄玉を打ちまくる事」は違う.
もっと周りを良く見て,それが積極的に行くべき所なのか,動い
ても無駄脚になるだけなのか,判断出来る様になる必要がある.

正直,自転車競技歴2年目に入ったばかりの素人に判断出来る
物では無いのだろうが,しかし,31歳の自分に残された時間は
少ないのだ.

毎戦毎戦,積極的に走って,経験値を高めて行くしかない.

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[04/19-04/23平均値 Omron:KaradaScanHBF-354]
 身長  :171.5cm
 体重  :58.4 kg ←体重ヤバい
 基礎代謝:1,461.0 kcal
 筋肉率 :36.6 %
 体脂肪率:12.8 % ←体脂肪は更にヤバい
 BMI :19.9
 内臓脂肪:Lv. 3.0
 体年齢 :18.8 才