実業団小川考察

第7回全日本実業団サイクルロードレース in 小川

 TR DNF:約74.2km(4.5周弱)/全76.7km(4.5周), 1points

本当,残り2.5kmだったのに足切りなんて….
それでも,TRで22番目を走っていた実力は自信を持って良いはず.

今回は体調が優れなかった事もあり,トレードマーク(?)の序盤の
無駄足は使わずに淡々と走る事が出来たが,ダウンヒルが下手
で降りと平坦で無駄足を使い,完走には少しだけ届かなかった.

<事前>
昨年の小川で,Avedio:Venus+手組チューブラでのダウンヒル
が怖過ぎてライバル達にも迷惑を掛けてしまったために,レース
直後にショップに電話して新フレームを発注した.
今回もダウンヒルでの安全・安心のために,軽さや高速性能を
諦めて,フルアルミのFulcrum:RacingZero2way(チューブレス)
を使用する事にした.
先週の石川での熱中症ダウンの影響が少し残ってしまい体調は
完全ではなかった.

<前日>
移動は片道480kmと比較的近場のレース.
試走では楽なペースに抑えて登ったつもりだったのに,速過ぎた
との事で,小野寺くんと2人で抜け出してしまった.
しかも,降りの経験を積みたくて,2人だけ2周も走ってしまった.
他は1周だけにして,平地を回して回復を図ったとの事.
石川でも試走ではペース走をするべきではないと教えてもらって
いたのに,自分的には楽なペースのつもりだったのだが,注意が
足りなかった.
しかし,降りの注意点は分かった.
最初に現れる左ヘアピン,その先の逆バンク気味左コーナ(昨年
タクリーノ佐々木くん落車),3練ヘアピンの3つ目の3箇所が危険.
夕飯前に善光寺を観光し,信州名物おやきx2と団子1本を食べて
しまい,その後に普通の定食を食べたので,食べ過ぎてしまった.

<当日>
23:40就寝で,レース前としては珍しく不眠に悩まされずに熟睡
出来たのだが,某人物の誤った目覚ましの所為で04:20に叩き
起こされた.
BR-1,ERのレース前に会場入りする必要があり,06:30チェック
アウト,07:00に会場到着.
補給関係について調整した後,ゴール地点の駐車場に移動した.
昨日の試走2周の影響で,左ふくら脛が今にも攣りそうな状態….
いつも通りの腹下しもプラスして,コンディションは可成り悪い….
しかも,11:30スタート進行時の気温が今期最高35度,厳しい….

<パレード走行>
調子が悪いので,兎に角,集団内の走り方が上手くて完走確実
(と思っていた)ラバネロ鎌田さんの番手に付いて行く事だけを
考えていた.
パレード中は最後尾付近を走っていて,こんな位置で大丈夫なの
だろうか?と不安になった.

<1回目の登り-降り>
パレード解除後も前に移動する素振りが無く,登り区間に入って
からもペースが上がらないので,こんなペースで大丈夫なのだろ
うか?と不安になったが,それでも徐々に周りの方が落ちて行って,
ラスト1km位で良い位置を走っていた庄司くんをパスし,登り切り
では先頭集団の最後尾が見える位置になった.
しかし,作戦失敗.
鎌田さんのダウンヒルが速過ぎて付いて行けなかった….
マトリックス阿部選手にもあっさり抜かれた.
プロ選手の降りは速過ぎて付いて行けず,アマチュアではラバ
ネロ鎌田さんとマッサ丸山さんと始終先頭集団にいたイナーメ
森本さん・新井さんとオーベスト西谷店長が速かった.
それ以外のアマとは大差無く降れたけれど,降りと平坦で無駄
脚を使う事になってしまった.
降り中間の3箇所の危険コーナで単独で遅れてしまい,降り後半
をフル藻掻きして,降りきった細い辺りも攻めて,広くなった所を
頑張って,先頭集団から後れている3人パックに追い付いた.
記憶が曖昧なのだが,マッサ丸山さんと誰か,なるしま岩島さん
だったかな?
登りに入る前に先頭集団に復帰出来た.

<2回目の登り-降り>
イナーメ森本さん・新井さんが積極的.
降り後半と平坦で無理した影響で,登りで徐々に遅れてしまった.
先頭集団から少し遅れた辺りで登り切り,降りでは登りで抜いた
マトリックス阿部選手にあっさり抜かれた.
再び降り後半と細い辺りと広くなった所を頑張って,前に見えて
いたラバネロ栂尾さん,マッサ丸本さんに追い付き,そのままの
勢いで追い抜いたら,栂尾さんに「まだ1分だからペースで行った
方が良い」とアドバイスを頂き,3人で淡々と回して登りに突入.

<3回目の登り-降り>
マッサ丸本さんと2人で登って,ラスト1km付近でマッサ丸山さん
と記憶が曖昧だけれど多分愛三鈴木選手を吸収.
三度降りで千切られて,降り後半と細い辺りと広くなった所を
頑張ったが前に見えている3名に追い付けず,逆に後ろから来た
10名程の大集団に吸収された.
この大集団の中から最終的に最高位となったのはブリッツェン
中村選手の10位だった.

<4回目の登り-降り>
大集団に付いて行けたら良かったのだが,既に両ふくら脛が攣り
始めていて,降りと平坦で無理した影響もあり,遅れてしまった.
追い付かれたのか追い付いたのか忘れたが,登り終盤は愛三
西谷選手(2009日本チャンプ)と並んで走った.
「現在22位!!」との情報があり,サポートで最後の水を受け取った.
登り終わりでTOP+7分10秒.
しかし,愛三西谷選手の降りが速過ぎて泣けた….
危険な3箇所だけでなく,簡単なS字の切り返しでもスッと離れて
しまったのには驚かされた.
自動二輪に取り組んでいた頃は,S字の切り返しは得意だった
はずなのだが,まぁ,毎日の様に峠で朝練していた頃とは違って
当然だろうし,自転車は基本的にグリップ感が無くて怖いのだ.
ジャパンカップオープンで勝ちを狙うには,まずダウンヒルの強化
が必要だ.
さて,今回も降り後半と細い辺りを無理して頑張ったが周りには
誰もいなくて,既に両ふくら脛が攣った状態で粘って完走を目指
して走り続けた.
下の平坦の関門でTOP+7分40秒.
2分20秒あれば完走出来るのでは?と期待していたのだが….

<最後5回目の登り>
兎に角,関門まで頑張ろうとしたが,暑さとハンガーノック気味
の所為で,ペースをキープする事さえ出来ず,とても長く感じた.
ラスト3km手前でラバネロ栂尾さん,ベルマーレ清水さんに追い
付かれ,COMカーを従えた最終走者になった.
ラスト3kmを過ぎて,何とか完走かと思ったのだが,ラスト2.5km
辺りの関門でバッサリと足切りされた.
回収されてバスに乗ると,愛三鈴木選手,マッサ丸山さん,アク
タマ若松くんが平坦の関門で足切りだったとの事.
前を走る愛三西谷選手達もヤバいかなぁと見ていたら,案の定,
ゴール150m手前の関門で足切り….
いや,流石にラスト150mで足切りしちゃ駄目だろ.

<反省>
最終的に完走者17名のサバイバルレース.
途中で一緒に走っていたベルマーレ原川くんやマッサ丸本さんが
完走しているのに,色々な面で自分の力不足が露呈した形だ….

基礎的な力は証明出来たので,後は出来る事を更に高いレベル
まで持って行き,降りを強化する事でフルタイムワーカの上位に
食い込む事が出来るだろう.
ダウンヒルが下手なままでは,輪島入賞とジャパンカップオープン
優勝なんて出来ないので,もっと乗り込んで感覚を研ぎ澄まそう.

そう言えば,三川連戦の最後松川が今週末じゃん!!
今度こそ頑張って粘って完走しなければ!!
でも,身体の芯から疲れてる….